配当金生活のやまださん

2018.2から不労所得生活。経営者→億り人→不労所得生活→労働者

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社員のやりたい事とやりたくない事はただのわがままなのか?

こんにちはヤメ王(@yame_ohです

今回は経営者時代のお話です

 

 

社員に相談された話

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僕は小さな美容関係の専門店をしていました

女性社員のAさんからの相談はこうです

「女性客は接客したいが、男性客は接客したくない」

男性客を接客しているとどうしてもやる気が削がれて仕事全てが嫌になってくるというお話です

これは困った事でウチの顧客は9割は男性客で残り1割は女性客

ただその女性客だけを接客している状態だとどうしても暇を持て余し、更には売上も上げれないのでどうしても給料が下がってしまいます

給与体系が完全歩合制の困ったところです

勿論、やる気のある社員の保証はつけており最低でも23万円は月に支払っていました

ただこれはやる気のある人物が売上に届かずの場合であって

「社員個人のワガママで意図的に売上を下げる」場合を含んでいいのか?

悩みどころです

 

ここでAさんのお話をすると、Aさんは元々ブラックな店舗で働いていて、まともな給料を貰えずそれでは暮らせないから。という理由でウチの会社に入社しました。

入社すぐに給料も生活には充分な程に貰えるようになりました。

ここですでに生活の心配はしないでいいぐらい稼いでいました

マズローの5段階なんちゃらでの話によると、きっとAさんは自己表現の5段階目にいると思います

沢山の顧客に支持されて社会的地位的にも満たされてしまったんでしょう

 

ただ困った事に自己表現を会社内でしてもらっても、会社はお金を儲けないと続けられてません

売上が上がらなくなると僕の個人的な思いや気持ちを抜いて考えて、会社からするといらない社員に属してしまいます

 

会社は循環していかなければならなく、会社に貢献出来ない社員をずっと雇っていると新しい人材に出会うチャンス、新入社員を育てるうえでも邪魔な存在になってしまいます

 

じゃ女性客を取り入れれるようにしてあげればいいじゃないか?と思う人もいると思います

 

こうなる場合、女性客を取り入れるにはエリアが離れているため新しく店舗を作らなければなりません

新しく店舗を作り売上も上がるとなると相当な労力もかかり、そのうえ上手くいくかも分からない状態です

むしろAさんは女性客を接客するのは好きですが、得意ではなく、技術もほどほどです

好きと得意は別物です

保守的な経営者なら店舗を出さないでしょう

どんなザル計算でも赤字は見えています

 

ではどうしたらAさんも会社も満足いくのでしょうか?

なかなか両者が納得いくような答えはないと思います

僕が出した答えは「知人の店舗に間借り」させて貰う事でした

新店舗を出すよりも格安で済み、更にはAさんも女性客に集中出来るようにしました

この答えが正解かは定かではないですがAさんも一応は満たせて、会社はまぁAさんの男性客を他の社員で回す事が出来ました

Aさんの売上は勿論下がりましたが。

 

今考えても正しい答えはわからない

 

 

そもそも論になってしまうけど、人が数人集まれば全員が納得いくようなものは作れないのかもしれない

その中で自分が1番合う場所を見つけて多少の妥協は必要になり完璧な場所などはないかも。

そんな所がないから作りたいという気持ちもあったが不満を抱く人を満足させれば、それに対しての反対意見が生まれ、その反対意見を解決させようとすれば更なる反対意見が生まれる。

みんながみんな満足いくような桃源郷は果たして作れるんだろうか?

 

もう経営者を引退してしまった自分では分からないままになってしまいそうです。