配当金生活のやまださん

2018.2から不労所得生活。経営者→億り人→不労所得生活→労働者

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ビーチクラブ3〜何をしてもうまくいくシンプルな方法〜

オッパイ第3弾。くだらないので見なくていいと思います。

 

 

1、2、見てない方へ。 

www.syacyokike.net

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朦朧とした意識の中目覚める。

ぼんやりとした視界。

目を擦りながら時計を見て誰に聞かせる訳でもなく僕は言う

「まだ10時か。」

四角く区切られた空を、真っ青な四角くに思いを馳せた。

外からは蝉達の合唱団が休むことなく演奏をしている。

今しか生きられない蝉達のデスマーチ。

 

夏休みの前の夏休み

僕はみんなの夏休みより一足早く夏休みを迎えてしまった。

自宅謹慎だ。

 

駅前で中学の時に出来たヤンキーの友達と楽しく喋って喫煙をしていた。

その時にタクシー会社のスーツのおじさんが話しかけてきた。

「タクシーの運ちゃんがなにー?」

と思春期さながらの対応をしたら、なんと!私服警官で補導されてしまった。もちろん学校にも連絡が入る。

そこから謹慎の生活が始まった。

外出することも禁止され、いつ来るのかわからない担任に怯えながら過ごす日々。

 課題というなの無意味なプリントやる気にもならずに最終日に全部やればいいや。そう思い、ただ時が過ぎるのを待っていた。

その時だった。

MDからまた連絡が入った。

MD「今日いかね?』

僕「今謹慎中。」

MD「きも!ヤンキーじゃん!ださ!行こうよ!」

僕「だから謹慎中だってーの!夜中なら抜け出せるかもだけど」

MD「じゃ車出せる人用意しておくわ!また連絡する。」

 

おっぱ部

最近僕達の花園は僕達の物では無くなっていた。

僕達は自らの手で花園を秘密から解放していった。

たくさんの友人を誘いまくって 部員数を確実に増やしていっていた。

10人以上のおっぱ部に成長していた。

人が増えればその分問題も増える。

指名はもちろん被るし、狙っている子のおっぱいを揉まれてしまう惨劇にも何回も遭遇していた。

もちろん女の子の入れ替わりも何度も遭遇した。

MDに関してはすぐに指名替えをしていた。

なにが理由かは聞かない。

そんな野暮なことは高校生でも聞かないのだ。

男と女の問題。

 

 勝手口

夜中にMDから連絡が入った。

なんとか車を出せる人が見つかったようだ。

僕は静まりかえった家の中を忍び足で進んだ。

僕は相変わらず恋ちゃんを指名していた。

恋ちゃんにも謹慎になったことは伝えてあった。

返事は

恋「えー!その間会えないの寂しい。。」

営業メールだ。

ただそのメール一つで僕を動かす動機付けには充分だった。

今日はいけないと思ってたところで行くというサプライズだ。

僕は暗闇と化した自宅を音を殺して歩く。

無事勝手口につき扉を開ける。

(自由だ!)

扉を開け外に飛び出した僕。

謹慎という罪と共に翼をもがれた天使が今蘇ったのだ。

僕の中ではすでに七夕状態。

年に一度七夕の日だけに会うことを許された、織姫と彦星。

そんな彦星を乗せた車は順調に楽園に向かって行った。

 

 

進展

僕達は楽園にいた。

誰かに指示される訳でもなく。

誰かに頼まれた訳でもない。

自らの意思でそこに立っていた。

恋「えー?!なんでいるの?」

MD「いやいや。こいつが行きたい行きたいうるさいからさー。」

僕「は?今日誘ったのお前だろ?」

恋「でもわざわざ会いに来てくれて嬉しい!」

僕「俺も会えて嬉しい。愛してる。」

MD「いちゃつくな!いちゃつくな!」

この時すでに感覚が鈍っていたと思う。

恥ずかしいと思える言葉をスラスラと言えるようになっていた。

女「MDくんまた来てくれたの?ありがとう。」

MD「俺に営業メールいらねーから!俺はお前がいる限り黙ってても来てやるからな」

ぎゅ!!

うん。MDにはまだ遠く及ばない。そういうのどこで覚えてくるの?

僕達のおっぱ部はルールがある程度出来上がってきていた。

ルール

・友達の指名している子は揉まない。

・友達の指名している子に触れない。

・気にいった子が友達と指名が被った場合素直にホウレンソウする。

・指名が被っている同士は一緒に行かない。

 

僕とMDはもうワンランク上のゴーゴーショーは無視ということを徹底していた。

もうオッパブに来ておいて揉まないを徹底していた。

そのおかげで女の子の印象は右肩上がりだ。

たぶんきっとね。

 

男「すいません。当店閉店時間となってしまいました。またのご来店をお待ちしております。」

僕達は夜中に来たこともあり店は閉店時間になった。

天国から現実に戻されるこの時間はいつまで経っても慣れない。

携帯がなり見ると

恋「もっと一緒にいたいな。お店おわったあと会わない?」

僕は歩くのを止めた。。

違う。あまりの出来事に歩き方を忘れてしまったのである。

 

BRM

この夏これだけの盛り上がりを見せたのは念願の甲子園出場を果たした野球部、見事アフターを勝ち取った、おっぱ部ぐらいだろうか。

僕がメールの内容をその場の人に伝えると喜んでくれた。

繁華街で胴上げが始まるのではないのかと心配になるぐらいのはしゃぎようだった。

MDは皮肉たっぷりに

「誘わなければよかった」

と言っていた。

僕だけを繁華街に残しおっぱ部は帰宅した。

僕は踊り狂った心を落ち着かせる為にコンビニに入った。

どこでも買える缶コーヒーの味が僕の心を落ち着かせた。

そして気付いた。

(俺!謹慎中じゃん!)

もう時間は深夜2時になりそうだった。

あと4時間も経ってしまったら、両親が起きて来る!

バレちゃヤバイ!それまでに帰らなければ!

始発でも家に着くのは6時半!!

間に合うか?

いや。あかん!

あかんのです!

何も考えてなかったが、何も考えてないなりに将来の不安はあった。

しかも3年のこの時期に謹慎中でしかも深夜徘徊!

良くない!良くない!良くない!

バカでもわかる。良くない!

僕の将来の心配を遮るように携帯が鳴る。

恋「どこにいるのー?」

僕「あの通りにあるコンビニの前だよ。」

恋「わかったー。今から行くね。」

僕「待ってるね。」

僕の頭の中はスッカリ将来のことを忘れた。

もう綺麗さっぱり将来のしも出てこないぐらいに。

ちゃっかり今と向き合っていた。

バカは最強だ。

しばらく待つと恋ちゃんが来た。

恋「お待たせ!」

(ん?)

僕「うん。どこいこっか?カフェ?」

(あれ?恋ちゃんだよね?)

僕はこの時に気付いていたのかもしれない。

店内がなぜ薄暗いのか?

ブラックライトなのか?

そう。

 

ブラック・ライト・マジック

《黒光魔法》

こうして見ると中二病っぽくてカッコいい。

 

恋「こんな時間にカフェなんてやってないよ。いこ!」

僕「え?どこに?」

恋「わたしんちだよ。」

 

 タイムリミットは4時間。

 

続く。

必要あるか?